総合リハビリテーション部
総合リハビリテーション部
総合リハビリテーション部 理学療法士
福添 伸吾(ふくぞえ しんご)
移植時の入院より理学療法を開始し、廃用症候群の治療・予防を行います。移植前処置や移植、移植片対宿主病など患者様にとって身体に負担がかかる際も、運動を行うことのメリットを伝えながら、各職種と密に連携し、関節可動域運動や筋力強化、心肺機能の強化などを行います。
理学療法士は運動を治療として用い、薬剤に用法・用量があるのと同様に、運動にも適切な負荷や量があります。患者様の身体状態や精神状態は、多種多様であり、更に、日によってだけでなく時間帯によっても変化します。その時々の変化に応じた適切な負荷や量で運動を行うことが重要となります。
また、化学療法の副作用や移植によるGVHD、安静臥床等で動くことが困難になる患者様がいます。動くことが出来ない患者様には、脊柱や四肢の可動域運動やベッド上でのインナーマッスルの筋力強化などを行い、如何にして動きやすい身体を準備することが出来るかがポイントとなると考えています。
私たち理学療法士は「先生となら運動できそう。頑張れる。」と言っていただけるよう信頼関係を大事にし、退院時には患者様自身の足でしっかりと歩いて帰れるよう、ともに頑張っていきたいと思っています。